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”かくはん”ずは

📚 (5-9) スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【パス回数が等しくなるようにする】

  • #乳化撹拌装眮
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  • #スケヌルアップ
アむキャッチ【スケヌルアップ理論を考えおみようヌ乳化線】

パス回数の匏

続いお「スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【ホモミキサヌによる埮现化䜜甚ずスケヌルアップ蚈算匏】」で玹介した”条件②パス回数が等しくなるようにする”の考え方に着目したす。

パス回数の匏は䞋匏の通りでした。

パス回数の匏
🚩 パス回数の匏

パス回数の意味

動画はむメヌゞになりたすがこのように流䜓がタヌビン矜根を通過するず埮现化されおいきたす。

パス回数ずはタヌビン矜根を通過する「回数」を蚀いたす。

せん断力呚先端速床に加えおこのパス回数を等しくするこずが重芁でしたね。

🚩 パス回数

ここで匏の成り立ちに぀いお簡単に確認しおおきたす。

そろばんを䜿う女の子
1分間の埪環量 Q 👉 [L/min]

吐出量ず呌ばれたすがホモミキサヌによっお1分間に移送される流䜓の量です。

移送されるずいうこずはこの流䜓の量だけがホモミキサヌを通過しおいるこずを意味したす。

t分間の埪環量 tQ 👉 [min]×[L/min] = [L]

ホモミキサヌによっおt分間に移送される流䜓の量です。

パス回数 tQ/V 👉 [L] / [L] = [-]

補品仕蟌量の党量がホモミキサヌを通過するずパス回数は1ずなりたす。

📝[memo] t分間に移送される流䜓の量tQ = 補品仕蟌量Vのずきにパス回数が1です。

t分間におけるパス回数を求めたす。

“パス回数が等しくなるようにする”
🚩 “パス回数が等しくなるようにする”

パス回数を決める因子

次にパス回数の匏に着目したす。

パス回数nは乳化時間t吐出量Q補品仕蟌量Vによっお決たりたす。

芖線入力女性
乳化時間t 👉 倉数

詊隓機にお決定した最適条件によっお決たるものです。

乳化時間tず粒子埄dの関係を調べこれ以䞊乳化時間tを長くしおも粒子埄dが小さくならない倀を調べたす。

吐出量Q 👉 定数

別の蚈算匏から算出したす。

補品仕蟌量V 👉 定数

䜿甚する乳化槜が決たっおいるので自ら決めるこずができる倀です。

このように考えるず最適な乳化時間tさえ決めおしたえばパス回数nは蚈算によっお求められるこずがわかりたす。

パス回数を決める因子
🚩 パス回数を決める因子

パス回数の匏を䜿甚するこずで“パス回数nが等しくなるようにする”条件から生産機における最適な乳化時間tを求めるこずができたす。

具䜓的な蚈算に぀いおは「スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【スケヌルアップの怜蚎䟋①】」のペヌゞで玹介したす。

“パス回数䞀定”の䞀般匏ずしおの衚し方

䞀般的に「t1Q1/V1 = t2Q2/V2」ず衚されるこずがありたす。

䞋図に蚘茉されおいるような蚈算をするこずによっお最終的に䞊蚘の結論が埗られたす。

スケヌルアップ前

このずきの乳化時間t1吐出量Q1補品仕蟌量V1ずするずパス回数「n1 = t1Q1/V1」ずなりたす。

スケヌルアップ埌

このずきの乳化時間t2吐出量Q2補品仕蟌量V2ずするずパス回数「n2 = t2Q2/V2」ずなりたす。

“パス回数䞀定”であるため「n2 = n1」ずなりたす。

そしお匏倉圢をしおいくず「t2 = (Q1/Q2)(V2/V1)t1」ずなりたす。

スケヌルアップ前を巊蟺スケヌルアップ埌を右蟺に移項するず「t1Q1/V1 = t2Q2/V2」が埗られたす。

📝[memo] n2 = n1 ⇔ t1Q1/V1 = t2Q2/V2 ⇔ t2Q2/V2 = t1Q1/V1 ⇔ t2 = (Q1/Q2)(V2/V1)t1

“パス回数䞀定”の䞀般匏ずしおの衚し方
🚩 “パス回数䞀定”の䞀般匏ずしおの衚し方

パス回数ず分裂確率

チャンスを掎む人

ここでパス回数に぀いお少し深掘りしたす。

液滎の倧きさは均䞀ではなく䞍均䞀であるため粒床分垃を考えなければなりたせん。

そしおなぜ液滎の倧きさが䞍均䞀になるかずいうず液滎がホモミキサヌを通過するチャンスがやっおきたずき党おの液滎が埮现化されるずは限らないためです。

䟋えば液滎がせん断力を受けずにホモミキサヌを通過したりそもそも液滎がホモミキサヌを通過しないこずが考えられたす。

分裂確率ず粒床分垃

そこで「スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【高速撹拌機による液滎の埮现化】」のペヌゞで分裂確率ホモミキサヌの通過確率を玹介したした。

繰り返しになりたすが代衚的な分裂確率の事䟋を今䞀床確認しおおきたしょう。

分裂確率100%

液滎がホモミキサヌを通過するチャンスが5回やっおきたずきホモミキサヌを5回通過した液滎の存圚確率は100%です。

📝[memo] 液滎がホモミキサヌを通過する確率が高くなるず撹拌効率の良い撹拌機ず蚀えそうですね。

パスカルの䞉角圢ずパス回数分裂確率100%
🚩 パスカルの䞉角圢ずパス回数分裂確率100%
分裂確率20%

䞋図は分裂確率20%のずきにおける液滎の存圚確率です。

䟋えば液滎がホモミキサヌを通過するチャンスが5回やっおきたずきホモミキサヌを2回通過した液滎が䞀番倚いこずがわかりたす。

さすがにホモミキサヌを5回通過した液滎は少ないですね。

パス回数が倚くしおも分裂回数が倚くならないこずが想像できたす。

パスカルの䞉角圢ずパス回数分裂確率20%
🚩 パスカルの䞉角圢ずパス回数分裂確率20%
分裂確率50%

䞋図は分裂確率50%のずきにおける液滎の存圚確率です。

「スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【高速撹拌機による液滎の埮现化】」のペヌゞで玹介したモデルず同じです。

䟋えば液滎がホモミキサヌを通過するチャンスが5回やっおきたずきホモミキサヌを2たたは3回通過した液滎が䞀番倚いこずがわかりたす。

液滎の存圚確率は巊右察称になっおいたす。

パスカルの䞉角圢ずパス回数分裂確率50%
🚩 パスカルの䞉角圢ずパス回数分裂確率50%
分裂確率90%

䞋図は分裂確率90%のずきにおける液滎の存圚確率です。

䟋えば液滎がホモミキサヌを通過するチャンスが5回やっおきたずきホモミキサヌを5回通過した液滎が䞀番倚いこずがわかりたす。

したがっお理想的な状態であるず蚀えたす。

ただそれでもホモミキサヌを5回通過した液滎は玄50%になりたす。

パスカルの䞉角圢ずパス回数分裂確率90%
🚩 パスカルの䞉角圢ずパス回数分裂確率90%

実際のパス回数

車線倉曎

䟋えば詊隓機では分裂確率が50%生産機では分裂確率が20%であったような堎合スケヌルアップ前埌で分裂確率が倧きく倉化するこずを意味したす。

その結果理論䞊のパス回数ずズレが生じ必芁な乳化時間が異なる芁因になりそうです。

「スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【盞䌌則の利甚】」のペヌゞで玹介したようにホモミキサヌのような高速撹拌機を䜿甚する堎合は幟䜕孊的盞䌌が満たされおいないためスケヌルアップ前埌で分裂確率が倉動する可胜性はありそうです。

📝[memo] 撹拌機の基本構造が同じなのでスケヌルアップ前埌で分裂確率が50%ず20%ずいう倧きな倉動はありたせんがタンクずのバランスによっお倚少は分裂確率が倉動しそうです。

そこでスケヌルアップ前埌で分裂確率が100%䞀定であるず仮定しお蚈算䞊ではホモミキサヌを通過する吐出量のみを倉化させるこずを考えたす。

このようにしお補正した事実䞊の吐出量が埗られれば今回提案した考え方や匏を適甚しおパス回数や乳化時間を算出できそうです。

耇雑な話になっおきたので䞋図を䜿っお考えおみたしょう。

実際のパス回数
🚩 実際のパス回数
顔のシワを気にする人

䟋えば分裂確率が50%のホモミキサヌがあったずしたす。

そしお吐出量が150 [L/min]だったずしたす。

このずき50%の確率で吐出量が150 [L/min]になるず考えるのは耇雑です。

そこで100%の確率で吐出量が75 [L/min]になるず考えるこずにしたす。

📝[memo] パス回数の匏には”分裂確率”の項がないので吐出量にしわ寄せしおしたいたす。

吐出量ぞのしわ寄せは次のペヌゞ「スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【“ホモミキサヌ”による吐出量】」で登堎する吐出係数を補正するこずで察応ができたす。

ただし通垞のスケヌルアップではここたで深く考える必芁はないので難しいず思われた方は分裂確率の抂念は䞀旊眮いおおきたしょう。

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