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”かくはん”ずは

📚 (5-16) スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【単䜍䜓積あたりの動力䞀定時における撹拌䜜甚の倉化】

  • #乳化撹拌装眮
  • #乳化
  • #゚マルション
  • #スケヌルアップ
アむキャッチ【スケヌルアップ理論を考えおみようヌ乳化線】

単䜍䜓積あたりの動力䞀定時における撹拌䜜甚の関係

“埮现化䜜甚He”ず“吐出䜜甚Q”を回転数Nずパドルミキサヌの盎埄Dで衚珟するこずを考えたす。

「スケヌルアップ理論を考えおみようヌ乳化線【呚先端速床䞀定時における撹拌䜜甚の倉化】」のペヌゞで玹介したように埮现化䜜甚Heず吐出量Qは次のように衚されたす。

  • He ∝ N2D2
  • Q ∝ ND3

単䜍䜓積あたりの動力が䞀定のずきこれらの撹拌䜜甚がどのように倉化するでしょうか

埮现化䜜甚の関係

クリップボヌドに曞き蟌む女性䜜業員

「スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【“N^3D^2”ずは】」のペヌゞでスケヌルアップ埌の回転数N2 = N1(D1/D2)2/3で衚されるず玹介したした。

ここでスケヌルアップ前埌の埮现化䜜甚Heを蚈算したす。

  • スケヌルアップ前 👉 He1 ∝ N12D12
  • スケヌルアップ埌 👉 He2 ∝ N22D22 = {N1(D1/D2)2/3}2・D22 = N12D14/3D22/3

He2/He1 ∝ N12D14/3D22/3/N12D12 = (D2/D1)2/3

したがっおパドルミキサヌの盎埄Dが2倍になるず埮现化䜜甚Heは1.6倍になるこずがわかりたす。

📝[memo] パドルミキサヌの盎埄Dの倉化の仕方スケヌルアップの仕方によっお埮现化䜜甚Heは異なりたす䞀定ではありたせん。

埮现化䜜甚の関係
🚩 埮现化䜜甚の関係

吐出䜜甚の関係

クリップボヌドに曞き蟌む男性䜜業員

次にスケヌルアップ前埌の吐出䜜甚Qを蚈算したす。

スケヌルアップ前 👉 Q1 ∝ N1D13
スケヌルアップ埌 👉 Q2 ∝ N2D23 = {N1(D1/D2)2/3}・D23 = N1D12/3D27/3

Q2/Q1 ∝ N1D12/3D27/3/N1D13 = (D2/D1)7/3

したがっおパドルミキサヌの盎埄Dが2倍になるず吐出䜜甚Qは5.0倍になるこずがわかりたす。

📝[memo] パドルミキサヌの盎埄Dの倉化の仕方スケヌルアップの仕方によっお吐出䜜甚Qは異なりたす䞀定ではありたせん。

吐出䜜甚の関係
🚩 吐出䜜甚の関係

撹拌時間の関係

最埌に「”条件②パス回数が等しくなるようにする”ずいう考え方」を採甚しお撹拌䜜甚ではありたせんが撹拌時間に぀いおも考えたす。

n2 = n1が成り立぀条件を採甚するこずを意味したす。

📝[memo] 「スケヌルアップ理論を考えおみようヌ乳化線【パス回数が等しくなるようにする】」のペヌゞで玹介したした。

たた「スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【“N^3D^2”ずは】」のペヌゞで玹介したように幟䜕孊的盞䌌が成り立぀のでV = αD3を満たしたす。

  • スケヌルアップ前 👉 t1 ∝ n1V1/Q1 ∝ n1(αD13)/(N1D13) = αn1/N1
  • スケヌルアップ埌 👉 t2 ∝ n2V2/Q2 ∝ n1(αD23)/(N1D12/3D27/3) = αn1/N1・(D2/D1)2/3

📝[memo] パス回数の匏を倉圢した乳化時間t =  の匏に䞊述した吐出量吐出䜜甚Qを代入しおいたす。

📝[memo] ここでは「パス回数埪環回数」「乳化時間撹拌時間」ず眮き換えたす。

目芚たし時蚈

t2/t1 ∝ {αn1/N1・(D2/D1)2/3}/(αn1/N1) = (D2/D1)2/3

したがっおパドルミキサヌの盎埄Dが2倍になるず撹拌時間tは1.6倍になるこずがわかりたす。

📝[memo] 補品仕蟌量Vにおいお幟䜕孊的盞䌌が成り立぀ので撹拌時間tはパドルミキサヌの盎埄Dだけで衚すこずができたす。

📝[memo] そのため吐出量Qが5.0倍になりたすが補品仕蟌量Vを含めた考え方をしおいるので単玔に0.2倍ずはなりたせん。

撹拌時間の関係1
🚩 撹拌時間の関係1

䞀方「スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【回転数・混合時間/乳化時間の考え方】」のペヌゞで玹介した”無次元混合時間”を採甚する堎合がありたす。

  • スケヌルアップ前 👉 tM1 ∝ 1/N1
  • スケヌルアップ埌 👉 tM2 ∝ 1/N2 = 1/{N1(D1/D2)2/3}

📝[memo] 無次元混合時間の匏を倉圢した混合時間tM =  の匏に䞊述した回転数Nを代入しおいたす。

📝[memo] ここでは「撹拌時間混合時間」ず眮き換えたす。

tM2/tM1 ∝ (1/N1)/[1/{N1(D1/D2)2/3}] = (D2/D1)2/3

したがっおパドルミキサヌの盎埄Dが2倍になるず混合時間tMは1.6倍になるこずがわかりたす。

📝[memo] 埪環回数パス回数で考えた堎合ず同じ匏が埗られ混合時間tMはパドルミキサヌの盎埄Dだけで衚すこずができたす。

撹拌時間の関係2
🚩 撹拌時間の関係2

たずめ

ここでたずめをしおおきたしょう。

スケヌルアップをしお矜根埄が2倍になるず単䜍䜓積あたりの動力䞀定時においお各皮因子は䞋衚のように倉化したす。

撹拌䜜甚の倉化 PV = const.のずき1
🚩 撹拌䜜甚の倉化 PV = const.のずき1
撹拌䜜甚の倉化 PV = const.のずき2
🚩 撹拌䜜甚の倉化 PV = const.のずき2

吐出䜜甚のみを考慮した混合

クロヌン矊

単䜍䜓積あたりの動力䞀定時における撹拌䜜甚を考えたずきスケヌルアップ前埌で吐出䜜甚Qず埮现化䜜甚Heの䞡方が倉化するこずがわかりたした。

“機械的な力”を等しく䞎えるこずを目指しおきたしたが実際にはスケヌルアップ前埌で“埮现化䜜甚He”ず“吐出䜜甚Q”を共に等しくするこずはできたせん。

📝[memo] 呚先端速床䞀定時における撹拌䜜甚の堎合はスケヌルアップ前埌で埮现化䜜甚Heのみが䞀定になるこずがわかりたした。

思い出の料理

そこで䜎速撹拌機の特城に぀いお振り返っおみたす。

「撹拌をやさしく捉えおみよう【䞀般的なクリヌム・乳液補造工皋で必芁な撹拌】」のペヌゞで玹介したように䜎速撹拌機は吐出䜜甚が埗意でした。

 ずいうこずはスケヌルアップ前埌で吐出䜜甚Qを優先的に䞀定ずなるような条件を蚭けたら良いのではないかずいう考えが出おきたす。

📝[memo] 䜎速撹拌機による混合目的では吐出䜜甚Qを察象に考えるべきものが圧倒的に倚いです。

「撹拌をやさしく捉えおみよう【撹拌䜜甚の䜿い分け】」のペヌゞで玹介したように撹拌゚ネルギヌPは埮现化䜜甚Heず吐出䜜甚Qの積に比䟋したす。

そしお「スケヌルアップ理論を考えおみよう ヌ 乳化線【“N^3D^2”ずは】」のペヌゞで玹介した”正味の所芁動力Pnet”を考えたずきPnet = Pであるずしたす。

単䜍䜓積あたりの動力

PV = Pnet/V = P/V ∝ HeQ/V

このたたでは埮现化䜜甚Heを含むので吐出䜜甚Qだけにしたいずころです。

単䜍䜓積あたりの吐出量

QV = Q/V

埮现化䜜甚Heを含たない条件になりたした。

単䜍䜓積あたりの吐出量
🚩 単䜍䜓積あたりの吐出量

このように単䜍䜓積あたりの吐出量QVを等しくするこずを優先すれば同じ混合状態が埗られるず考えるこずにしたす。

正確には“機械的な力”である“吐出䜜甚Q”を等しくするこずで埮现化䜜甚Heは等しくないけれど”機械的な力”を等しいずみなすこずができるだろうずいうのがここでの提案になりたす。

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